江戸期の大工寸法を曲尺・間とメートルで標準換算
丈、曲尺の尺・寸・分・厘、6尺間をメートル・センチメートルと相互換算します。建物や畳の地域別モジュールは固定しません。
計算結果
- 換算結果
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使い方
- 大工資料の長さと、丈・曲尺の尺・寸・分・厘・6尺間の別を、原資料に書かれた単位名を省略せず入力または選択します。
- このページの基準が曲尺1尺=10/33mと6尺間の標準プロファイルであることを確認し、江戸期の史料値そのものと混同しないようにします。
- 「計算する」を押し、数値だけでなく結果欄の単位名、採用係数、用途区分を一緒に読み取ります。
- 研究・展示・創作で再利用するときは、原資料の年代、地域、品目、物差しや枡の種類と、この換算ページを使った日付を記録します。
計算式・考え方
メートル基準量=入力値×変換元scale、結果=基準量÷変換先scale。曲尺1尺=10/33m、1丈=10尺、1寸=1/10尺、1分=1/100尺、1厘=1/1000尺、標準の1間=6尺。
注意事項
- 江戸期の大工寸法換算は、曲尺系の大工寸法をメートルへ正規化する線形換算です。計算結果は後世に法令で固定された比率をSI単位へ移した比較値であり、江戸期の道具や記録を実測した値ではありません。歴史実物を正確に再現すると主張する用途には使えません。
- 現代換算プロファイルの核は、旧計量法施行法第4条の尺=10/33 m、鯨尺尺=25/66 m、貫=3.75 kg、坪=400/121 m²、升=2401/1331 Lです。升の条文は2401/1331000 m³なので、リットルへ直すと2401/1331 Lになります。これらは計算途中で丸めません。
- このページでは曲尺を10/33mとし、丈・寸・分・厘と6尺間を正確な倍率で派生します。補助単位は同法第5条の十進比または倍量関係から導きます。分数で定められた係数を浮動小数点へ格納するため末尾に機械丸めは残りますが、表示前の人為的な四捨五入は行いません。
- 江戸期の地域差・時代差は法令係数と別問題です。国立国会図書館のレファレンス事例には36町里のほか40町里、48町里、50町里があり、間も6尺だけでなく6尺5寸などの慣行があったと示されています。史料の「里」「間」を無条件にこのページの値へ置き換えないでください。
- 用途差については、実際の柱間、畳割り、京間・江戸間は同じではなく、間も6尺3寸や6尺5寸の例があります。曲尺、鯨尺、呉服尺、文尺、枡、土地の歩・反などは同じ漢字や似た呼称でも基準が一致しません。単位名が欠けた古文書は、周辺記述や所蔵機関の解題から定義を確定する必要があります。
- 現在の法的扱いも区別します。経済産業省は、尺貫法による計量単位を取引又は証明に使用することは禁止され、過去の事実の伝聞や芸術表現は取引又は証明に当たらない場合があると案内しています。このページは歴史学習用で、現在の契約書、価格表示、証明書の単位を置き換えるものではありません。
- 入力範囲は、部材長として0以上10^15以下の有限値を受け付けます。空欄、文字列、負値、NaN、無限大、上限を超える値を拒否します。0は数学上の境界として許可しますが、実在する身体、建物、土地、容器の測定値が0であることを意味しません。
- 結果の読み方は、図面の尺が曲尺か、縮尺の『尺』かを先に判定し、部材の仕上がり寸法と木取り寸法も分けます。表示は最大12桁の有効数字へ整えるため、画面の末尾桁は測定精度ではありません。原資料が概数なら換算後も概数として扱い、桁数を増やして歴史的な精度が上がったように見せないでください。
- このページが扱わない範囲は、京間・江戸間の畳寸法、柱芯・内法差、木材の収縮、縮尺図面は含みません。俵、樽、駄、畳、石高、人扶持など、容器、商品、課税、建築モジュール、慣行が混じる量を固定係数へ置き換えません。同じ『石』でも米・酒の容量と木材の才積は別です。
- 代表換算は、曲尺1尺=10/33m、1寸=1/33m、標準の6尺間=20/11mです。逆方向へ戻した値が浮動小数点誤差の範囲で一致することをテストし、0の境界と負値の拒否も固定しています。複数単位を足すページでは、すべてを同じSI基準量へ直してから合計します。
- 資料確認は、旧計量法施行法の尺と補助単位、国立国会図書館『江戸の数学』の測量解説と畳の地域差資料を基準にしました。衆議院掲載の計量法施行法第4条・第5条で正確な分数と補助単位関係、経済産業省の計量単位Q&Aで現在の取引・証明上の扱い、国立国会図書館の展示・レファレンス資料で歴史的な変化を確認しました。
- この計算は史料読解の入口です。年代と場所が分かる実物の物差し、枡、分銅、検地帳、仕立帳などがある場合は、その校訂、所蔵館の解説、実測報告を優先します。係数が違うと判明したらこの標準プロファイルを捨て、資料固有の係数で別計算してください。
- 後世の標準換算による歴史学習用参考値です。江戸期の地域差・時代差を再現せず、現在の取引又は証明には使用できません。
よくある質問
なぜページ名に江戸とあるのに、後世の法令係数を使うのですか?
比較の再現性を確保するためです。江戸期には地域・時代・用途差があり、単一の値へ統一できません。このページは旧計量法施行法が後に固定した換算値を明示的な標準プロファイルとして使い、江戸期そのものの実測値とは分けています。
古文書の値をそのまま入力すれば正確なメートル値になりますか?
保証できません。同じ建築でも地域と設計法により間・畳・柱割が違うため、図面や遺構の基準尺を確認する必要があります。原資料の単位定義が確認できない場合、結果には『標準プロファイルによる参考値』と注記してください。
現在の不動産取引や商品の容量表示に使えますか?
使わないでください。現在の取引又は証明では法定計量単位と適用法令を優先します。坪などの慣用表現を併記する場合も、正式な平方メートル表示や所管官庁の案内を確認してください。
小数点以下を丸めるときの注意はありますか?
内部計算は丸めず、表示だけ最大12桁の有効数字にします。史料が整数や概数なら、換算結果もその精度へ丸めてください。途中の単位ごとに丸めてから合計すると誤差が重なるため避けます。
入力した江戸期の大工寸法換算の値と単位選択はこの端末内だけで処理され、外部へ送信・保存されません。個人を特定できる身体計測、未公開史料、文化財の機密測定値は入力しないでください。