仮定PALによる24時間TEEシナリオ(改訂Harris–Benedict式)
年齢、統計上の性別式、身長、体重から安静時エネルギーを予測し、入力した仮定PALを掛けて24時間TEEの算術シナリオと安静時予測値との差を表示します。
計算結果
集団回帰式と利用者が入力する仮定PALによる算術シナリオです。Roza–Shizgal式はPALを定義せず、正常栄養者でも安静時予測の精度は±14%とされ、低栄養者では信頼できないと報告されています。仮定PALは個人を活動区分へ自動分類せず、結果は実測TEE、摂取目標、維持カロリー、食事制限、減量・増量目標ではありません。妊娠、成長期、疾患、低栄養、摂食上の不安がある場合は医療・栄養の専門家による個別評価を優先してください。
- 安静時エネルギー予測値
- — kcal/日
- 仮定PALを掛けた24時間TEEシナリオ
- — kcal/日
- 差(活動だけではない)
- — kcal/日
使い方
- 1984年改訂Harris–Benedict式の男性式または女性式を選びます。これは統計式の選択で、性自認や健康状態を判定する入力ではありません。
- 年齢、身長cm、体重kgを同じ時点の値で入力します。入力欄の上限下限は適正体格を示すものではありません。
- 24時間TEE÷BMRとして仮定するPALを1.40~2.40で入力します。職業名や運動回数から本人のPALを自動分類する機能はありません。
- 安静時予測値、仮定PALを掛けたTEEシナリオ、両者の差を確認します。摂取目標、維持カロリー、減量幅へ転記しません。
計算式・考え方
男性式BMR=88.362+13.397×体重kg+4.799×身長cm-5.677×年齢、女性式BMR=447.593+9.247×体重kg+3.098×身長cm-4.330×年齢です。24時間TEEシナリオ=安静時予測値×仮定PAL、差=TEEシナリオ-安静時予測値です。途中値は丸めず、表示時だけ小数第1位まで丸めます。
注意事項
- 基礎式の一次資料はRoza and Shizgal, The Harris Benedict equation reevaluated, American Journal of Clinical Nutrition 40(1), 1984, PMID 6741850です。参照先は pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/6741850/ です。
- 式、係数、単位は2026年7月16日に原著で照合しました。Roza–Shizgal式は正常栄養者の安静時エネルギーを±14%の精度で予測し、低栄養者では信頼できないと原著抄録に記載されています。
- BMRは安静時エネルギー消費を直接測定した値ではなく、年齢、身長、体重、統計上の性別区分から回帰式で予測した値です。正常栄養者でも±14%という幅があり、入力桁を増やしても個人差は消えません。
- Roza–Shizgal論文は安静時予測式を再評価した研究で、PALを定義した資料ではありません。本ページのPAL定義と範囲はFAO/WHO/UNU報告を別に参照します。
- FAO/WHO/UNU『Human energy requirements』2004年版5.1節は、PALを24時間TEE/BMRの倍数として説明します。5.3節は長期に維持可能な成人集団のPALを概ね1.40~2.40としています。参照先は fao.org/4/y5686e/y5686e07.htm です。
- 同報告のTable 5.3は生活様式を1.40~1.69、1.70~1.99、2.00~2.40の三範囲で説明します。この区分は本文での資料説明に限り、入力値から本人を自動分類しません。
- PALは24時間全体のTEEとBMRの比です。運動だけでなく、睡眠、姿勢、通勤、家事、仕事、余暇活動などを合わせた比であり、差の結果を運動消費カロリーとは呼びません。
- TDEEと摂取エネルギーが同じなら必ず体重が不変になる、一定差なら決まった速度で減る、という保証はありません。水分や体組成の変化、記録誤差もあります。
- 妊娠・授乳、成長期、発熱、甲状腺などの疾患、薬剤、身体障害、競技トレーニング、極端な体格などはこの単純式で個別補正しません。
- 仮定PALを入力欄へ明示し、安静時予測値との差を別表示します。PALの仮定が0.1変わると、TEEシナリオは安静時予測値の10%分だけ変わりますが、実際の活動量が10%変わったとは言えません。
- 男性式と女性式の係数は同じ入力から別の回帰値を返します。結果の大小を性別の優劣や健康度と解釈せず、原著で公表された式区分として扱います。
- 年齢、身長、体重を小数や整数で入力しても、原著標本の範囲や測定条件を超えた精度は得られません。入力値の桁数とモデルの予測精度を混同しないことが重要です。
- 差はTEEシナリオから安静時予測値を引いた算術値で、運動だけの消費カロリーではありません。PALへまとめて仮定した24時間全体と安静時予測の差です。
- 年齢18~88歳、身長、体重、PALの全入力範囲は技術的な境界で、健康、正常栄養、標準体格、安全な摂取量を示しません。栄養計画には実測と専門家の評価が必要です。
- 集団回帰式と利用者が入力する仮定PALによる算術シナリオです。Roza–Shizgal式はPALを定義せず、正常栄養者でも安静時予測の精度は±14%とされ、低栄養者では信頼できないと報告されています。仮定PALは個人を活動区分へ自動分類せず、結果は実測TEE、摂取目標、維持カロリー、食事制限、減量・増量目標ではありません。妊娠、成長期、疾患、低栄養、摂食上の不安がある場合は医療・栄養の専門家による個別評価を優先してください。
よくある質問
TEEシナリオが摂取目標や維持カロリーですか?
いいえ。安静時回帰式と仮定PALの積です。個人の栄養状態や実測消費を反映せず、摂取目標や体重維持量を決めません。
PALは運動回数だけで決められますか?
決められません。PALは24時間TEE÷BMRで、睡眠、仕事、移動、家事、余暇など一日全体を含む比です。
BMRと安静時代謝量は完全に同じですか?
測定条件や用語は厳密には異なることがあります。本ページは改訂Harris–Benedict式の予測値をBMR参考値として表示します。
小数まで出るので正確ですか?
いいえ。小数は計算の再現性のためで、回帰式の個人誤差や仮定PALの不確かさを小さくしません。
年齢、式区分、身長、体重、仮定PALはブラウザ内でのみ処理し、サーバーへ送信・保存しません。氏名、食事記録、診断名、服薬内容は入力しない設計です。