Friedewald式によるLDL-C参考推算(適用条件確認付き)

Friedewald式によるLDL-C参考推算(適用条件確認付き)

空腹時採血とTG 400mg/dL未満を明示確認し、Friedewald式のLDL-C参考値、non-HDL-C、参考L/H比をブラウザ内で計算します。診断・治療判断は行いません。

入力

同じ空腹時検体の総コレステロールをmg/dLで入力します。

同じ空腹時検体のHDL-Cを入力します。L/H比の分母なので0は不可です。

同じ空腹時検体のTGを入力します。400mg/dL以上は式の適用外として拒否します。

水や無カロリー飲料を除く10時間以上の絶食後と元資料で確認できる場合だけ選びます。

使い方

  1. 検査票でTC、HDL-C、TGが同じ検体・同じmg/dL単位であることを確認して入力します。
  2. 採血条件が10時間以上の絶食後と明記・確認できる場合だけ確認欄を変更します。随時・不明なら計算しません。
  3. TGが400mg/dL未満でも式の推算誤差があり得るため、結果名の『参考推算』を保ったまま読みます。
  4. 直接測定値、診断区分、治療目標、服薬調整は医療資料と専門家の判断を優先し、この結果で置き換えません。

計算式・考え方

すべてmg/dLで、Friedewald式LDL-C_est=TC−HDL-C−TG/5、non-HDL-C=TC−HDL-C、参考L/H比=LDL-C_est/HDL-Cです。計算途中を丸めません。空腹時かつTG<400mg/dLは最低条件であり、直接測定との一致や特定病態への適用を保証する条件ではありません。

注意事項

  • 日本動脈硬化学会2022年版はFriedewald式を空腹時採血の場合に用い、TGが400mg/dL以上または随時採血ではnon-HDL-Cか直接法を用いると説明しています。このページは適用外で自動代替値を診断用に返しません。
  • 空腹時確認とTG上限は最低条件です。低いLDL-C、高いTG、Ⅲ型高脂血症、糖尿病・メタボリックシンドローム、肥満などでは推算誤差が問題になり得ます。質問だけで適用可能と判定しません。
  • 糖尿病がなければ正確、TGが399mg/dLなら安全、という保証はありません。入力条件を満たしても結果は参考推算で、直接測定値や医師・検査機関の評価を上書きしません。
  • L/H比は入力値から求めた単純な算術結果として示すだけです。比の閾値、動脈硬化リスク、治療目標、薬剤選択へ結び付けず、HDL-Cを単純に善玉として評価しません。
  • 推算値が負になる組合せは数値を表示せず、単位、項目、転記を確認するエラーにします。負値を0へ丸めると入力矛盾を隠すため、clampや自動補正を行いません。
  • 式と空腹時・TG条件は2026年7月16日に日本動脈硬化学会資料で照合しました。参照先: www.j-athero.org/jp/wp-content/uploads/publications/pdf/GL2022_s/jas_gl2022_220808.pdf 。
  • 同学会Q&A www.j-athero.org/jp/publications/si_qanda/ は、随時検体またはTG 400mg/dL以上でFriedewald式を使用できないことと直接法等の説明を掲載しています。
  • Friedewaldらの原著は pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/4337382/ です。糖尿病患者で直接法と各式を比較した一次研究 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29142884/ も限界確認に用いました。
  • Endocrine Societyのガイドライン academic.oup.com/jcem/article/105/12/3613/5909161 は、高TG、低LDL-C、糖尿病、肥満などで他指標も含めた評価が必要になり得ることを示します。
  • このページは検査結果の入力履歴を保存せず、脂質異常症区分、心血管リスク、目標値、食事・運動・薬剤の提案を生成しません。値の解釈が必要な場合は検査機関や医療専門職へ確認します。
  • Friedewald式の機械的な参考推算です。TG 400mg/dL未満・空腹時でも精度を保証せず、糖尿病等の病態を含む個人の診断、直接測定値、治療目標、投薬判断を代替しません。

よくある質問

TGが400mg/dL未満なら正確ですか?

いいえ。最低適用条件の一つにすぎず、高TG・低LDL-Cや特定病態で誤差が問題になり得ます。直接測定値と同じとは保証しません。

糖尿病でもそのまま使えますか?

このページは病態ごとの適用可否を判定できません。糖尿病等では推算誤差が問題になり得るため、医療判断には検査機関・専門家の評価を優先します。

随時採血の値は計算できますか?

Friedewald式の計算は行いません。採血条件が不明な場合も空腹時と推測せず、明示エラーにします。

結果から治療や薬を決められますか?

決められません。参考推算だけで、診断区分、治療目標、投薬、受診判断を行いません。

TC、HDL-C、TG、採血条件は利用者のブラウザ内だけで計算され、外部送信・保存されません。氏名、検査日、診断名、服薬内容を入力せず、共有端末ではコピー先の取扱いにも注意してください。