食品濃度と確認済み経口係数から預託実効線量を計算

食品濃度と確認済み経口係数から預託実効線量を計算

一核種の食品濃度、摂取量、日数、利用者が一次資料で確認した経口線量係数から摂取Bqと預託実効線量の算術結果を端末内で求めます。係数や食品の可否は自動判定しません。

入力

一つの核種について、摂取量と同じ質量基準の濃度をBq/kgで入力します。

濃度のkg基準と一致する1日当たりの摂取質量を入力します。

同じ濃度と摂取質量を適用する日数を入力します。変化した期間は分けます。

確認済み係数を a×10^n Sv/Bq と表したときのaを、1以上10未満で入力します。核種別の既定係数ではありません。

一次資料の指数nを選びます。例: 2.2×10^-8 Sv/Bqなら仮数2.2、指数-8です。

核種、年齢、経口経路、化学形またはf1、預託期間、Sv/Bq単位が一致するか確認します。

使い方

  1. 一つの核種について、食品や飲料の放射能濃度をBq/kgで入力します。測定報告がBq/L、乾燥重量、灰化試料、可食部以外ならkg基準へ暗黙変換しません。
  2. 同じ質量基準で1日に摂取する量をkg/day、継続日数をdayで入力します。日ごとに濃度や摂取量が違う場合は区間を分けます。
  3. 経口経路の預託実効線量係数を一次資料で確認し、a×10^n Sv/Bqの仮数aと指数nを別々に入力します。1.3×10^-8なら1.3と-8です。
  4. 核種、年齢、経口経路、化学形または消化管吸収割合f1、預託期間、係数単位が一致すると確認できた場合だけ確認済みを選びます。
  5. 摂取Bq、復元係数、Sv/mSv/µSv結果を順に検算します。食品の可否、健康影響、安全・危険、治療、規制適合をこの結果から判定しません。

計算式・考え方

食品中濃度をC [Bq/kg]、1日摂取質量をM [kg/day]、日数をd [day]とすると、経口摂取放射能は I=C×M×d [Bq] です。確認済み経口線量係数をe_ing=a×10^n [Sv/Bq]として、預託実効線量の算術結果は E=I×e_ing [Sv] です。

注意事項

  • 食品の放射能濃度Bq/kgは、食品1kg当たりの核壊変率を表す測定結果です。これを線量へ結び付けるには実際に摂取する質量と、核種・年齢・経路等に対応する線量係数が必要です。
  • 原子力規制委員会の式E=I×eでは、Iが摂取Bq、eが経路別実効線量係数です。本ページは先に濃度×質量×日数でIを明示し、その後に確認済み経口係数を一度だけ掛けます。
  • 同じ核種でも吸入係数と経口係数は異なります。呼吸器と消化管では体内への取り込み方が違うため、吸入ページの係数を転記できないよう、確認文と入力名を経口へ固定しています。
  • 経口係数は核種、年齢、化学形や消化管吸収割合f1、採用したICRP刊行物、預託期間に依存します。核種名と年齢だけを選んで係数を自動表示するpresetは設けていません。
  • Cs-134とCs-137は別核種で係数も同じとは限りません。測定結果が合計濃度だけの場合、内訳を1対1などと推測して別係数へ配分しません。一核種ごとの濃度が確認できる場合に別々に計算します。
  • Bq/kgの分母が湿重量、乾燥重量、可食部、試料全体のどれかを確認します。摂取量kg/dayも同じ基準でなければ積が摂取Bqになりません。調理による重量変化を自動補正しません。
  • 飲料水の結果がBq/Lで示される場合、密度を確認せず1L=1kgとして入力しません。本ページはBq/kgとkg/dayの組合せだけに閉じ、体積濃度を選べるように見せていません。
  • 日ごとに異なる濃度を最大値一つで全期間へ延長すると、元の測定期間と合わなくなります。期間別の濃度と摂取量を別計算し、同じ線量概念・係数版であることを確認してから利用者が集計します。
  • 預託実効線量係数には、摂取後の物理的壊変、体内動態、排泄をモデル化した将来分が含まれます。食品の半減期や生物学的半減期を結果へ再度掛ける単純な二重補正は行いません。
  • 係数を仮数と指数に分けることで、1.3e-8のゼロ数を固定小数へ写し間違える可能性を減らします。結果カードに復元したSv/Bqを表示するため、原資料と同じ指数になっているか確認できます。
  • 濃度0は算術上0を返しますが、NDや検出下限未満を0Bq/kgと断定する機能ではありません。測定報告に定量下限、不確かさ、採取日がある場合は、数値と条件を一緒に保管してください。
  • 式と用語は2026年7月17日に原子力規制委員会、環境省、QST、ICRPの一次資料で照合しました。公式ホスト名と参照パス: www.nra.go.jp/activity/ri_kisei/shitsumon/shitsumon6.html 、www.env.go.jp/chemi/rhm/current/02-04-12.html 、www.env.go.jp/chemi/rhm/current/02-04-13.html 、www.env.go.jp/chemi/rhm/current/02-04-14.html 、www.qst.go.jp/site/nirs/1443.html 、www.icrp.org/publication.asp?id=ICRP%20Publication%2072 。
  • 本ページは一核種の確認済み係数を使う算術検算です。食品の出荷・摂取可否、基準値適合、個人の体内蓄積、疾病、妊娠・授乳、透析などの個別条件を評価せず、行政や医療の判断に置き換えません。
  • 経口摂取の線量係数は、核種、年齢区分、経口経路、化学形や消化管吸収割合など一次資料の条件と組で選びます。同じ核種でも資料の版や対象集団が違えば値が一致するとは限りません。このページは係数表を内蔵せず、利用者が確認したSv/Bqの値をそのまま計算へ反映します。
  • 食品濃度Bq/kgと摂取量kg/dayは、湿重量、乾燥重量、可食部など同じ質量基準へ揃える必要があります。例えば乾燥試料の濃度へ生の食品の摂取量を直接掛けることはできません。測定報告の試料状態、前処理、検出下限、不確かさを確認し、換算した場合は係数を記録してください。
  • 濃度や摂取量が日ごとに変わるときは期間を分け、各区間の濃度×一日摂取量×日数を合計します。複数食品を扱う場合も食品ごとの質量基準と核種を保ったまま個別に計算します。合計濃度だけが示されて核種別内訳がない場合、異なる線量係数を一つに仮定して配分しません。
  • 線量係数には摂取後の体内動態と所定の預託期間の積算が含まれるため、計算後のSvへ預託年数をもう一度掛けません。画面の摂取日数は食品を摂取した期間であり、体内に残る年数ではありません。結果を再現できるよう、濃度、摂取量、日数、係数の出典と適用条件を一組で保存してください。
  • 結果は指定した物理量・係数の算術結果です。健康影響、安全・危険、診断、治療、避難、就業可否、法令適合を判定せず、個人線量評価を保証しません。

よくある質問

経口係数は自動で選べますか?

選べません。核種、年齢、経口経路、化学形またはf1、預託期間、単位が一致する一次資料の値を確認して入力します。

1.3e-8はどう入力しますか?

仮数へ1.3、10の指数へ-8を選びます。復元したSv/Bqが結果にも表示されるため、原資料と照合できます。

Bq/Lの水を入力できますか?

直接は入力できません。Bq/kgとkg/dayに固定しており、密度を確認せずLとkgを同一視しません。

Cs-134+137の合計濃度を使えますか?

内訳が不明な合計へ一つの係数を掛けません。核種別濃度と対応する係数を確認して別々に計算してください。

結果が小さければ食品は安全ですか?

その判定はしません。結果は入力条件の積だけで、摂取可否、健康影響、基準値適合、安全・危険を示しません。

食品濃度、摂取量、日数、係数はブラウザ内だけで計算され、外部APIへ送信・保存されません。商品名、購入先、氏名、健康情報を入力する必要はありません。結果共有時は測定資料と個人情報を分離してください。