江戸期の重さを貫・斤・匁とグラムで標準換算

江戸期の重さを貫・斤・匁とグラムで標準換算

貫、斤、匁、質量の分をグラム・キログラムと相互換算します。1貫=3.75kgという後世の法定比率と歴史上の量目差を分けて表示します。

入力

0以上の有限値を入力します。史料の単位名と採用した換算プロファイルを確認してください。

完全な単位名を選びます。曲尺・鯨尺、長さ・面積・容量の同名単位を区別してください。

結果として表示する単位を選びます。結果の単位名も史料メモへ残してください。

使い方

  1. 質量の数値と、グラム・キログラム・貫・斤・匁・質量の分の別を、原資料に書かれた単位名を省略せず入力または選択します。
  2. このページの基準が旧計量法施行法の貫・補助単位プロファイルであることを確認し、江戸期の史料値そのものと混同しないようにします。
  3. 「計算する」を押し、数値だけでなく結果欄の単位名、採用係数、用途区分を一緒に読み取ります。
  4. 研究・展示・創作で再利用するときは、原資料の年代、地域、品目、物差しや枡の種類と、この換算ページを使った日付を記録します。

計算式・考え方

グラム基準量=入力値×変換元scale、結果=グラム基準量÷変換先scale。1貫=3750g、1斤=0.16貫=600g、1匁=1/1000貫=3.75g、質量の1分=1/10000貫=0.375g。

注意事項

  • 江戸期の質量換算は、質量をグラムへ正規化する線形換算です。計算結果は後世に法令で固定された比率をSI単位へ移した比較値であり、江戸期の道具や記録を実測した値ではありません。歴史実物を正確に再現すると主張する用途には使えません。
  • 現代換算プロファイルの核は、旧計量法施行法第4条の尺=10/33 m、鯨尺尺=25/66 m、貫=3.75 kg、坪=400/121 m²、升=2401/1331 Lです。升の条文は2401/1331000 m³なので、リットルへ直すと2401/1331 Lになります。これらは計算途中で丸めません。
  • このページでは貫を3750g、斤を600g、匁を3.75g、質量の分を0.375gとして保持します。補助単位は同法第5条の十進比または倍量関係から導きます。分数で定められた係数を浮動小数点へ格納するため末尾に機械丸めは残りますが、表示前の人為的な四捨五入は行いません。
  • 江戸期の地域差・時代差は法令係数と別問題です。国立国会図書館のレファレンス事例には36町里のほか40町里、48町里、50町里があり、間も6尺だけでなく6尺5寸などの慣行があったと示されています。史料の「里」「間」を無条件にこのページの値へ置き換えないでください。
  • 用途差については、近代に固定された1斤=600gを採用しますが、斤は時代により変遷し、現代の食パンの斤とも一致しません。曲尺、鯨尺、呉服尺、文尺、枡、土地の歩・反などは同じ漢字や似た呼称でも基準が一致しません。単位名が欠けた古文書は、周辺記述や所蔵機関の解題から定義を確定する必要があります。
  • 現在の法的扱いも区別します。経済産業省は、尺貫法による計量単位を取引又は証明に使用することは禁止され、過去の事実の伝聞や芸術表現は取引又は証明に当たらない場合があると案内しています。このページは歴史学習用で、現在の契約書、価格表示、証明書の単位を置き換えるものではありません。
  • 入力範囲は、質量として0以上10^15以下の有限値を受け付けます。空欄、文字列、負値、NaN、無限大、上限を超える値を拒否します。0は数学上の境界として許可しますが、実在する身体、建物、土地、容器の測定値が0であることを意味しません。
  • 結果の読み方は、貫・匁が銀貨や貨幣価値の文脈なら、金属質量と価格を混同しないことが重要です。表示は最大12桁の有効数字へ整えるため、画面の末尾桁は測定精度ではありません。原資料が概数なら換算後も概数として扱い、桁数を増やして歴史的な精度が上がったように見せないでください。
  • このページが扱わない範囲は、両、駄、俵、包、貨幣の貫文、商品別の掛目は含みません。俵、樽、駄、畳、石高、人扶持など、容器、商品、課税、建築モジュール、慣行が混じる量を固定係数へ置き換えません。同じ『石』でも米・酒の容量と木材の才積は別です。
  • 代表換算は、1貫=3750g、1斤=600g、1匁=3.75gです。逆方向へ戻した値が浮動小数点誤差の範囲で一致することをテストし、0の境界と負値の拒否も固定しています。複数単位を足すページでは、すべてを同じSI基準量へ直してから合計します。
  • 資料確認は、旧計量法施行法の貫と補助単位、国立国会図書館の度量衡換算表、産総研NMIJの貫原器解説を基準にしました。衆議院掲載の計量法施行法第4条・第5条で正確な分数と補助単位関係、経済産業省の計量単位Q&Aで現在の取引・証明上の扱い、国立国会図書館の展示・レファレンス資料で歴史的な変化を確認しました。
  • この計算は史料読解の入口です。年代と場所が分かる実物の物差し、枡、分銅、検地帳、仕立帳などがある場合は、その校訂、所蔵館の解説、実測報告を優先します。係数が違うと判明したらこの標準プロファイルを捨て、資料固有の係数で別計算してください。
  • 後世の標準換算による歴史学習用参考値です。江戸期の地域差・時代差を再現せず、現在の取引又は証明には使用できません。

よくある質問

なぜページ名に江戸とあるのに、後世の法令係数を使うのですか?

比較の再現性を確保するためです。江戸期には地域・時代・用途差があり、単一の値へ統一できません。このページは旧計量法施行法が後に固定した換算値を明示的な標準プロファイルとして使い、江戸期そのものの実測値とは分けています。

古文書の値をそのまま入力すれば正確なメートル値になりますか?

保証できません。秤や分銅、品目、時期により差があり、斤の大きさも歴史を通じて一定ではありません。原資料の単位定義が確認できない場合、結果には『標準プロファイルによる参考値』と注記してください。

現在の不動産取引や商品の容量表示に使えますか?

使わないでください。現在の取引又は証明では法定計量単位と適用法令を優先します。坪などの慣用表現を併記する場合も、正式な平方メートル表示や所管官庁の案内を確認してください。

小数点以下を丸めるときの注意はありますか?

内部計算は丸めず、表示だけ最大12桁の有効数字にします。史料が整数や概数なら、換算結果もその精度へ丸めてください。途中の単位ごとに丸めてから合計すると誤差が重なるため避けます。

入力した江戸期の質量換算の値と単位選択はこの端末内だけで処理され、外部へ送信・保存されません。個人を特定できる身体計測、未公開史料、文化財の機密測定値は入力しないでください。